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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第35章 ❤︎ HOW TO SEX 木兎光太郎・赤葦京治


ホテルを出たのは深夜も2時を過ぎた頃だった。人気も少なくなった繁華街を立てなくなったいちかちゃんをおぶりながら赤葦と並んで歩く。

「とりあえず俺の家に連れて行きますか?」
「うん、そうしよ…。近いもんな」
「歩いていける距離ですからね」
「ついでも俺も泊まっていい?」
「終電もないですしね。飯もホテル代も奢ってもらったんでそのくらいはしますよ」
「さんきゅ。助かるわ」

なんか夢のような時間を過ごしたせいで今もまだその夢が続いてるような錯覚すら覚える。

「このままいちかちゃんは木葉のものになっちゃうのかぁ」
「元々あいつの彼女ですからね?分かってます?」
「………なぁ赤葦」
「何ですか?」
「お前もいちかちゃんのこと好きだっただろ?」
「そうですよ…。木兎さんのことしか眼中になかったいちかが好きでしたよ」
「あん時惜しいことたよなってこんな何年も経ってから思うとは思わなかった…。もう一回チャンスくれないかなぁ…。ほんと好きになっちゃいそう。てか好きって言っちゃったじゃん俺」
「本当に馬鹿ですよね…。ま、もう一回チャンスがあるならその時は俺もいますけどね」
「マジ?」
「いちかが好きだって言った木兎さんの気持ちも分かりますよ…。でも、それは俺も同じですからね。チャンスがあれば奪うまでです」
「くわぁぁぁ、格好いいな!赤葦は!」
「別に…、格好いいことなんて言ってませんけどね」
「格好いいよ…。だからこそ木葉よりも赤葦の方が厄介なんだけどな」
「だったらそれは褒め言葉として受け取っておきます」
「おう!そうといて」


こじ開けた傷口は今は痛みを伴っていてもいずれ治る。

でももし傷口が甘く疼いたら、
もしまた俺たちを求めてくれるなら、
俺も赤葦もいつだって受け入れる。

でもその時はもう離してあげないかもしれないけど、ね…。


fin.

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