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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第34章 ❤︎ かまって…? 縁下力


せっかく実習が終わったっていうのにちっとも会ってくれなかったから思い切って呼び出してやった。力君の大きな体を後ろから抱きしめてふんわりと香る甘い匂いに触れても膨れっ面の私。

「今夜は勉強するんじゃなかったんですか?」
「うん…」
「じゃあ聞くけど、いつまでこうしてるつもりですか?」
「ずっと、朝まで」
「それは俺に泊まれって言ってます?」
「明日学校休みだもん」
「バイトがあるけど」
「昼からでしょ?」
「よく知ってるね」
「力君の予定聞いて」
「そういうところ優しすぎるでしょ…」
「だって我儘だって分かってるもん」

どっちが年上だよ…ってツッコミは要らない。末っ子気質な私は精神的にも大人な力君にはいつだって全力で甘えたい。

「これでも私、実習頑張ってきたんだからね」
「知ってますよ。評価も良かったんでしょ?」
「うん、だから少しくらいかまってくれたっていいじゃない」
「いちかさんの実習が終われば残念ながら次は俺の番。初めての実習だから準備もしとかないとと思って」
「見学実習なんてそこまで深く関わるわけじゃないし文字通り見学を主にしてるんだから準備なんていらないよ」
「でも実習は実習だからちゃんと緊張感持って挑まないと」
「真面目すぎるよ」
「優秀な彼女に釣り合うように俺だったそれなりに努力しないと」
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