第31章 ❤︎ infection...　月島蛍・黒尾鉄朗

「ぁ、…抜かないでっ」

二つ三つと続けて出していくとビクンと身体は跳ねる。体を痙攣させ、だらしなく開いた口からは唾液が垂れている。

「あらま、イクの止まんねぇな、いちかちゃん。この瞬間が気持ちいいだろ？
「何でそんな事知ってるんですか？」
「ん？まぁ俺は色々と経験豊富だから
「……詳しく聞くのは止めときます」
「そうしといて？」
5個ある球体を出し切るまでに何度体を震わせていただろうか。やっとのことで触れた体は全身が性感帯かのようでまるで別人を抱いているかのようだ。

「いちかがここまで蕩けてくれるとは思ってなかった。普段は柄じゃないから言わないけど……、可愛いよ、いちか」
「俺のおかげな？
「ちょっと黙っててくれます？
「へーい、すみませーん」
「このまま僕にも抱かせてね。向こうの部屋でいる間もずっといちかのことばっかり考えてて頭がおかしくなりそうだったから」
「………蛍、君」
「………好きだよ、いちか」

騎乗位の姿勢でいちかの表情を見ながらゆっくりと腰を下ろさせる。中はいつもよりもずっと温かくて挿れた瞬間に締め付けてくる。早く動いて？と催促するように腰を揺らし、奥まで咥え込まれて思わず息を呑むほど。

「……っ、ぁ…、持ってかれそ…」
「良い具合にしてるから…。さっき塗っローションも男性器にも効き目あるみたいだから、後で収集つかなくなるから頑張ってね」
「それ、早く言ってもらっていいですか？」
「最後は二人で気持ちよくなれば良いじゃん」
「黒尾さんはしないんですか？」
「後ろ貰っていいの？」
「どうぞ？僕はもう十分満足してますけどいちかは物足りないんじゃいですか…？」
「マジかよ…」
「だからあえてこの姿勢にしたんですよ？挿れたくないならいいですけど」
「挿れたいに決まってんだろ？あんだけ出したのにまだ全然イケるわ。オナ禁しててよかった」
「何回出したんですか？」
「んーわかんない」
「化け物ですね」
「そうねー。んじゃ俺も我慢出来ないし後ろいただくわ。……ちょっとケツこっち向けて？」