第28章 ❤︎ 彼女に怒られました 灰羽リエーフ
後日―
「黒尾さん、これ返します」
「なんだよ、お前の好みじゃなかったのかよ」
「いやめちゃくちゃ好みなんですけど彼女にバレて」
「ああ…。そりゃ悪かった」
「でも結果的にはいい感じだったんで問題ないです。でも俺は気づきました。オッパイはデカさよりも感度なんですね」
「当然だ」
「でも欲を言えば大きさも欲しいです。揉めば大きくなるってあれはやっぱり都市伝説なんですかね」
「そんなことねぇ」
「え?」
「俺はかつてAからDにまで成長させたことがある」
「マジっ…すか」
「何事にも忍耐と努力、そして諦めない気持ちだ。お前も自分の手がゴッドハンドと信じて頑張れ…」
黒尾さんは執刀医のようなポーズで覗かせた白い歯がキラリと光った。
「黒尾さん…。今日からレシーブより先にそのテクニックを俺に教えてください!!」
俺のおっぱい好き(もちろんいちか限定)に加担したのは間違いなく黒尾さんである。
fin*