第28章 ❤︎ 彼女に怒られました 灰羽リエーフ
「準備できたからいい?」
「うん…」
「ちょっと腰浮かせてくれる?」
ベッドに両肘をついて腰を浮かせるといちかの恥ずかしいところも全部丸見えで官能的な景色に興奮しすぎたせいか目眩がしそうだった。
「挿れるよ」
自分を落ちつかせながら耳元で囁いた。僅かに後頭部が揺れたのを確認してからゆっくりと結合した。
「はぅ……ぁあ……っ」
生暖かく湿っぽい息遣いが鼓膜を揺らし俺は息を呑んだ。ゴム着けてなかったら多分秒殺もの。
「中、めちゃくちゃいいんだけど何これ溶けそう」
散々濡らされたそこは俺を待ち望んでいたかのように奥へ呑み込んでいった。奥に押し込んではまた腰を引いてズンと突き上げる。その度に全部持ってかれそうな感覚が苦しくて最高に気持ちいい。
「ぁ、んん…っ」
「なぁ、いちかもちゃんと気持ちいい?」
「や、ぁ…ぁ」
「ちゃんと言って?気持ちいいって思ってんなら」
「きもち…い……、体に力、入んないよ」
「大丈夫。ちゃんと腰持ってるから」
部屋の鏡には繋がった二人の体が小さく映る。身長差も体格差のある体が繋がってるんだからいちかの負担が大きのは俺もちゃんと分かってるいちかの体がまた小刻みに震えて奥につく度に俺の太ももを濡らしていく。俺だってもう一ミリの余裕もない。