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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第17章 ❤︎ ぼくなつ 木兎光太郎


「……手際いいな。赤葦君も東京くればいいバーテンダーにでもなれるんじゃね?」
「一時はそんな事も考えてましたけどね。でもこの島が好きですから」
「そんなにいいもんなのかねぇ、俺には分かんねぇわ」
「そのうちきっと分かりますよ。…………はい、どうぞ」
「さんきゅ…」
「では、乾杯しましょうか?黒尾さんの失恋に……」
「………いや、それはもう言わないで。泣いちゃうから、…俺」
「……失礼しました。では黒尾さんの新しい門出を祝って」
「それそれ、そんな感じで最後くらいは無理矢理ハッピーな感じでね」
「では……」




「「乾杯…」」




カチンと重なるグラス。

こうしておひとり様になった黒尾さんの夜は更けていきました。



終わりがあればきっとまた、新しいスタートが待っている。






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