第16章 ❤︎ ツインズに満員電車で意地悪される? 宮侑・宮治
「……あー、やっぱ尻でやると穴って簡単には閉じんのやな」
眠ったままのいちかちゃんの尻を持ち上げたツムが興味深く眺めている。覗き込むと生赤く広がった穴が呼吸しているかのようにきゅっと閉じては開く。
「ほんまやな」
「今度こっちでやってみ?飛ぶで?」
「マジか。……こんな極限まで味わってしまうともう戻れんな」
「せやな。ま、今はまだ俺らの秘密ってことにしとこ」
「誰に言うねん。こんなん誰にも言えるか」
「ほなそういうことで。いちかちゃん、また俺らの相手してや?」
「次は俺も後ろさせてや?」
ぐったりとベンチに寝かされたままのいちかちゃん。目が覚めた時には熱も冷めて現実を知ることになるやろな…。やからこそ嫌われんようにツムと協力してご機嫌とってフォローして、またお願い聞いてもらお。
fin.