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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


≫岩泉side


その場に残された俺といちかに受付のスタッフが“どうぞ、こちらへ”と声を掛ける。利用規約なんかの説明を受けた後、バスタオルもアメニティ用品の一式を受け取りEV前へ。俺はしばらく“個室露天風呂”と書かれた看板をじっと見つめていた。

「先生、行かないの?時間制だって言ってたよ?」
「お前は入りてぇの?」
「うん」
「正直俺は悩んでる」
「どうして?」
「及川の事が信用ならねぇ」
「でも先生がいない間も及川先生なにもしなかったよ?今日だって先生が触れるなって言ったら何もしなかったもん」
「そこが怪しいんだよ」
「でも、私、混浴デートしたい」
「…は?」
「だってこんなところ次いつ来れるか分からないし、及川先生がいない間は二人きりだもん。せめてお風呂だけでも入って帰りたい」
「お前なぁ…」
「だって私、先生といたい。……ダメ?」

及川のいない隙に逃げ帰ることもできた。でもいちかの気持ちだってよく分かるし何より沸々と湧き上がるいちかに触れたいという欲が思考を鈍らせる。

「だったら風呂だけ入ったらさっさと帰るぞ」
「ほんと?」
「俺だってお前にずっと触れたかったんだよ」

そう口にしたら途端に感情は溢れて止まらない。隣に並ぶいちかを抱き寄せて人目も憚らず唇を重ねた。柔らかな唇は俺を受け入れて甘い口づけに酔いしれる。

「……今日一日は俺から離れるなよ」
「……うん、大丈夫。先生いるもん」
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