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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第13章 ❤︎ 岩泉先生の彼女と及川先生


それからコンビニで買ったジュースを飲みながら最近あった学校での出来事なんかをあれこれ話した。進路がちゃんと決まってない私だけ及川先生から呼び出されることもあったり、テストの点数なんとかならないかとか言われたり…、ちょっと愚痴が多め。だけどピザが届くまでの間、何も言わず先生は聞いてくれていた。

「大変だな。学生も…」

さっきの話の続きなんだろうか。ピザを頬張りながら先生が呟く。

「先生の時は大変じゃなかったの?」
「俺はずっとバレーばっかやってたから。そっちでいっぱいいっぱいだった」
「あ、そう言えば及川先生と一緒だったんだよね?バレーやってたんでしょ?」
「そう。幼馴染みだったし、社会人になってやっと離れたと思ったら、なんの縁か知らねぇけど、今も同じ学校で教員してるからな」
「腐れ縁だね」
「そう。まぁ昔みたいにずっと一緒にいるわけじゃねぇし、今はいい仕事仲間になってる」
「…あ、ねぇ、もしさ、私たちが結婚とかしたらさ式挙げるでしょ?当然及川先生も呼ぶよね?」
「………んなこと全く考えてなかったわ。…そうなったら厄介だな」
「あはは。気まずいよね」
「つーか、教員関係の知り合いは全員気まずいわ」
「でも私ウエディングドレス着たいし、ちゃんと式挙げたいんだけど」
「それは……俺もそうしてやりたいけど、けど、今は何も決められねぇだろ?」
「ってことは先生は私との結婚に前向きってことでOK?」
「…お前な」
「だってそういう話になったらいつも曖昧になるんだもん」
「まだ学生なんだし当たり前だろ?とりあえずお前が卒業してから考えればいいんじゃねぇか?」
「そうだけどね。でも、この妄想癖は直らないの。色んな事すぐ考えちゃって…」
「ったく、妄想もいいけど卒業まではちゃんとやることはやれよ」
「はーい。了解です」

先生にはそう言われたけど、こうやって先生とテレビを見ながらピザを食べてる間も脳みその半分は将来の同棲生活を妄想してる。私は適当にその辺でバイトしながら夕方には帰ってきて、慣れない料理なんてしながら先生を待って、それで先生の鞄の中にはコンビニで買ってきた最新号の結婚情報誌が入ってるの。

先生と一緒ならどう転んでも幸せな未来しか見えないんですけどぉー。なんて一人妄想しながら先生の腕の中へ潜り込んだ。

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