第7章 ❤︎ 堅治君だって\ちゃんと/反省できるもん 二口堅治
翌日、俺はなぜか鎌先さんに呼び出された。どうせいちか絡みの事だろうと思ったら案の定そう…。
「茂庭から話は聞いた」
「あー…、はい(めんどくさ)」
「今日はいちかちゃん、ちゃんと来てたな」
「そうっすね」
「ちゃんと謝ったのか?」
「謝りましたけど?」
「あのな、お前の彼女であっても俺たちには大事なマネージャーなんだからな?」
「んなことは分かってますけど?」
「次、いちかちゃんを泣かせたら俺ら部員全員を敵に回すと思えよ?」
「圧力半端ないっすね」
「そんくらい言わなきゃお前には伝わらないだろ?」
「そういえばこの前烏野の可愛い子と知り合いになりましたけど?」
「そういうことは早く言え。さっさと教えろ」
「じゃあ昨日のこと反省しろとか言って俺だけ特別メニューするのは止めてくださいね」
「お前…、相変わらずムカつく奴だな」
「俺には褒め言葉ですけど」
後で聞かされた話。
昨日はマネージャー一人いないだけで部活は相当カオス状態だったらしい。そん時俺はいちかとヤッてましたけど…って言ってやりたかったけどほぼ彼女なしの部員ばっかだしまた面倒な事になりそうだから我慢してやった。
俺って先輩の事気遣えるし空気読めるし実はめちゃくちゃ偉くない!?
fin.