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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第72章 結婚するまで帰れません(1) 岩泉一


「もちろん。とりあえず良さそうなのを目星つけてお兄ちゃんに合うサイズ確認してからまた考えます」
「その方がいいね…。ちなみにこのシリーズは俺も履いてたけど履き心地はよかったよ」
「そうなんですね…。なるほど…。あ、この隣のシューズ、デザインが格好いいな…」
「これねー、岩ちゃんが狙ってる奴だ」
「そういや言ってたね。前に欲しいのがあるって。岩ってどのサイズだっけ」

このナイスなアシストをするために俺はここにいると思うくらいグッドタイミングだと思った。いちかちゃんに視線を送ると満足気に俺を見ている。

「確かねぇ、28.5だった。岩ちゃんは甲が広いタイプだから、これだね」
「へぇ…。よく知ってるね」
「だってここ来るたびに欲しいって言って動かないんだもん、嫌でも覚えるよ」
「さすが阿吽だな…」
「それ言うと岩ちゃん怒るから言わないで。足のサイズも俺より岩ちゃんの方が0.5㎝小さいのも気に入らないらしいし。ほんと負けず嫌いだよね」
「岩泉君らしいですね」
「素直に認めればいいのにね。ちなみに俺はこっち狙ってるの…」
「なるほど。これもいいですね」
「でしょう?」
「よく見たらどれも格好いいしほんとに迷っちゃう。」
「サプライズも嬉しいと思うけど実際連れてきて似合うシューズにしてあげるのもいいかもね」
「そうですね。もう少し考えてみます」
「高い買い物だしね…。でもお兄ちゃんのためにそこまでするなんていちかちゃん優しいね」
「そんなことないです…。あ、ママから連絡来てる」

着信音なんて一切聞こえなかったけど鞄からスマホを取り出して画面を確認するなり慌てた素振りを見せる。

「もう帰らなきゃ…」
「え?なんで?」
「今夜パパも仕事が早く終わったみたいで皆で食事するから早く帰ってきなさいって…。付き合わせちゃったのにごめんなさい。私、これで帰ります」
「あ、なら送っていくよ」
「大丈夫です。近くまで迎えにくるらしいので。うち結構過保護で…」
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