• テキストサイズ

(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第71章 ❤︎ 彼女のお世話係な彼氏岩ちゃん


「これの香りいいでしょ?」
「俺には甘すぎる」
「そうなの。初めはちょっときついかなぁって思ったんだけど、でもお風呂から上がるとちょうどいいの。一も使う?」
「俺がんな匂いさせてたらおかしいだろ」
「そうかな?恋人同士で同じ香りさせてたらなんか嬉しくない?」
「嬉しくはねぇだろ」
「もうっ、少しは私に合わせてよ」
「いつも妥協はしてるだろ。けど無理なもんは無理」
「そうだね。今日だって私の我儘聞いてもらってるもんね。あー、まさか一に体洗ってもらう日がくるなんてね」
「誰がさせてんだよ」
「へへっ、私」

〝ごめんね〟といたずらっ子のように笑う。絶対に誰にも言うつもりはないけど、この表情だけは誰にも見せたくない。抱きしめたくなる欲を抑えていちかに気付かれないようため息をつく。

「ねぇ、一」
「なんだよ」
「今、ちょっとやらしい気分になってるでしょ?」
「あ?」
「だって短パンの上からでも見えるもん。まだなにもしてないのに反応してるって」
「っせーな。仕方ねぇだろ」

誰のせいでこうなってると思ってんだよ。いちかを前にしたらこの生理現象は不可避だ。

「抜いてあげよっか?」
「馬鹿言うな」
「このままここに座ってなら平気だもん。一が立てると高さも丁度いいでしょ?」

〝立って〟と真っ直ぐ見つめる視線が誘う。無理をさせたくない自分と欲に負けそうな自分が混ざり合う。けど今日はこうなった経緯も状況もどうにもならない。いちかは何かを期待するような目で見つめてくる。

「お風呂入れてくれたお礼、ちゃんとさせて?今、誰もいないからチャンスだよ?」

これくらいなら…とつい欲が出てくる。ある意味空腹状態だから甘い言葉の餌にまんまと食いついてしまう。

「……絶対、無理すんなよ」
「分かってるって。ね、立って」

急かされながら意を決して立ち上がる。いちかは躊躇いもなく盛り上がりを作っている部分を撫でた。
/ 1333ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp