第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
と、ここまでよかった。甘いキスについ酔ってしまったのがいけなかった。静かなキスの後、東屋の柱を背に両腕を頭の上で拘束されていた。
「…何っ?」
優しく微笑んでいた表情は消え及川は無言のまま片手で鞄から取り出した充電器のコードを使って両腕をきつく縛り上げた。
「待って。ねぇ、なんの冗談?やめてよ
「冗談…?何のこと?」
冷たく放たれる言葉、コードがきつく食い込み鋭い痛みが走る。
「…痛っ」
「あのままさ、俺がやられっぱなしで終わるとでも思った?」
「え?」
「三年も俺たちと一緒にいてまだ分からない?」
「何?」
「俺が四人の中で一番敵に回しちゃいけない相手ってこと」
酷薄な笑みを浮かべ頬を寄せ、低いトーンの声に体は動かなくなる。
「しよ?えっちなこと…」
さっきの酔いしれるようなロマンチックなキスとは違って乱暴で一方的なキスだった。歯が当たってかすかに血の味も混ざる。縛られた両腕は何度抵抗しても解けそうにない。腰から脇腹にかけての体のラインをゆっくりとなぞり、胸元へと辿り着く。ボタンに手をかけ、簡単に胸元が開けていく。こんな日に限ってブラウスなんか選んでいたのを後悔した。
「先に言っとくけどまっつんなら俺が呼ばない限り来ないから」
「酷い…」
「いちかだってこの前楽しかったでしょ?俺に同じことしてさ…」
「ごめんなさい。でも…」
「言い訳は必要ないよ?でも俺も楽しませてもらう権利あるよね?」
及川の言う通りだ。何も言い返せない。全ては私の所為。
「こういう展開、待ってたんだよね?ほんとはさ…」
これから犯されるんだ…って過ると心臓が跳ねた。心は拒否しても体は正直で下半身が熱くて濡れていく感覚を自分でも感じていた。
「そうそう、いい子。大人しくしてたら気持ちいだけで終われるから」
ブラもたくし上げられ両胸は露わになる。控えめな手つきで突起に触れられるのが焦ったくて辛い。