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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア


ルームシェアが始まって及川がうちに来た日だけは健全に過ぎていった。このまま穏やかな日が続いてくのもいいななんて思ってたけど、この三日間でしっかりと体に刻み込まれたものに嘘はつけないみたい。

翌日は大学生組はリモートでの講義で各部屋に留まり、ニートな私、ニート予備軍の及川がいつも一緒ってパターンが多かった。モンスターを狩るゲームをしては有り余る時間を潰していた。

「次、何狩りに行く?」
「行かない。疲れたもん」
「じゃ素材集め行こうかな」
「及川元気だね。私は朝からやりっぱなしでもう疲れた。皆、まだ講義終わらないのかな」
「夕方までかかるって言ってたじゃん」

まだ陽は高い。夕食はとっくに下準備も終わったし外出なんてできないしとにかく暇だった。

「暇なら俺とキスでもする?」
「そういうノリやめて」
「じゃあなんか面白いことない?」
「面白い事?………んー」

なんかあったっけ…って記憶を辿っていけば唯一楽しみにしていたことがあった。

「あるわ」
「あるの?」
「ここ数日忙しかったからすっかり忘れてた。皆が来る前の話なんだけど、私、マッチングアプリでいい感じになった人がいたって話する?」
「え、聞きたい聞きたい!そんな人いたの?」
「3週間くらいずっとメールしてた人なんだけど、緊急事態宣言解除されたら会おうって話してたの」
「え、どれ?」
「送ってきてくれた写真がこれ。このマイリーって人なんだけどめちゃくちゃ恰好良くない?」

自分のスマホには以前送られてきた写真。アイドル顔負けなイケメン面に色白の肌、四日ぶりくらいに見たけどやっぱり格好いい。及川に画面を見せると怪訝そうな表情を見せる。

「これ…。ほんとに本人なの?モデルみたい」
「私だって本気で信じてるわけじゃないんだけど、でももしかしたらほんとに本人かもしれないじゃん。自分の写真ですか?って聞いたらそうだよって言ってたし」
「じゃ確かめたら?」
「どうやってよ。自粛期間なのに」
「フェイストークしたりしてさ」
「あー…。なるほど、それがあったか」

確かリモートワークしてるからいつでも連絡していいよって言ってたはず。

「連絡してみようか?私も実物見てみたかったし」
「いいじゃん面白そうじゃん。俺、隠れてるし」
「じゃあちょっとメールしてみるよ」
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