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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア


だけど現実は甘くなかった。本来なら美味しそうな食事か食卓を彩り後は主役を待つだけという状況のはずなのに花巻が購入してきたものを見て私は盛大にため息をついた。

「ねぇ…。夕食ほんとにそれでいいの?」
花「なんで?全国津々浦々のご当地もんだし絶対美味いじゃん」
「確かにそうだけど。……私も今から買い物行ってなにか作ろうか?」
岩「いいって。あいつには丁度いいじゃねぇか、これで」
松「まぁある意味日本食ではあるけど…。メーカーも日本だし」
花「だろ?」

自信に満ちた花巻が買ってきたもの。それは全国各地の有名ラーメン店の名前が書かれたカップ麺。確かに部活帰りによくラーメンは食べてたし絶対美味しいやつだけど、でも今じゃなくない?

松「いちか、不満そうな顔してる。俺が買い直してこようか?」
「いやいいよ。食事の内容は関係ないし、及川がごねたらピザでも頼めばいいし」
松「じゃそうしようか」

それからしばらく経って及川は私の家に到着した。“会いたかったぁ”と一人ハイなテンションでハグをしながら岩泉にはぶん殴られるってお馴染みの展開。半年ぶりの再会、互いに変わってはなかったけど及川だけは少し日焼けしていて、岩泉曰くウザさが増しているって言ってたけどあながち間違いではないって思った。

及「もうほんっっっとに大変だったんだからね」
「だろうね。こんな時期に帰ってくるんだもん当たり前だよ」
及「だって規制かかったら次いつ帰ってこれるか分からなかったし、俺だって運が良かったから帰ってこれたんだからね」
岩「他に使えよその運」
及「今使うとこじゃないむしろ!?だって下手したら何年も帰ってこれないかもって状況だったんだし」
岩「そのつもりで行ったんじゃねぇのかよ」
及「そうだよ!でも未知のウイルスが流行るなんて誰が予想できたんだよ」
「まぁねぇ…。こればっかりは誰も予測なんてできないよね」
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