第5章 素敵な人ですね
実弥side
俺は、花耶との約束が楽しみすぎて、速攻で任務に取り掛かることにした。
太陽が登り始めたころ一旦屋敷にもどり、任務の報告やらその他の業務を整理していると気づいたら昼前。
昼間のうちに現場周辺の街を見て回りたい。俺は、身支度をすると急いで現場に向かった。
鬼殺隊柱の中でも、1、2を争う俊足で。
行方不明事件なんて、昔のことを思い出すと嫌になる。
「匡近ァ…」
俺は、今は亡き友の中を呼ぶ
今の俺は、あの時より強くなった。
お前の分まで、鬼と闘う。
花耶のためにも…