第11章 合宿1
仁王先輩と一緒に座っている。
なんだかんだ、あの2人は仲がいいのかもしれない
「眠そうだな?」
「うん。少し眠い」
皆が乗り込んでバスが出ると振動が心地よくて
ブンちゃんに寄りかかってしまった
「少し寝てろよぃ」
「いーの?」
「あぁ。どうせ、付くまで時間があるんだからよ」
そう言ってくれたのを最後に眠ってしまった
~実夢side~
「疲れてるのかな」
「いや。違うだろうな」
鈴は多分丸井君に合える喜びで寝られなかったんだと思う。
いつもは、決まった時にしか来ないのに、今日はもう分かっていたことだし。部屋着だって丸井君が来るときと同じ可愛い部屋着でいた
「しかし、丸井がいるとこうも甘えたになるんだったら」
「大丈夫だろう。鈴は鈴でやることはしっかりやるからな」
「それは、心に似たんだ?」
「あぁ」
「実夢」
「んー?」
「お前さんも眠そうじゃな」
「へへ。ばれてたんだ?」
「そんな眠そうな顔をしていれば分かるじゃろ」
鈴と一緒であたしも寝付けなかったのは事実だ。
睡眠時間が減っているのも
「今のうちに寝て起きんしゃい」
「いいよ。まだ平気」