第11章 合宿1
「そうだよ?だって立海のジャージせーちゃんが作ってくれたじゃん」
「「「はぁ!?」」」
「どういうことだ!幸村!」
「そのままの意味だよ。ねぇ、蓮二」
「そうだな」
そんな会話を聞きながら2階へ上がって立海のジャージに着替えると
「お前らが着ると、ジャージも可愛いもんだな」
「あぁ」
「ありがとう」
お父さんの車にみんなで乗り込むと
立海には既に比呂くんが待っていて
「おはようございます」
「あぁ。相変わらずだな」
「それは、真田君も同じでしょう」
立海のレギュラー陣も既に揃っていて
「皆、随分早いじゃないか」
「確かに」
メンバーがみんな驚いているのは、せーちゃんと
お父さん、ブンちゃんにまーくん以外の人間がここに揃っているから
バスに乗り込めば、当然あたしはブンちゃんの横に座り込んで
「おいおい、ここでも丸井君の横か?」
「いーでしょ?」
「まぁ、別にいいけどよ」
そう言ったお兄ちゃん