第11章 合宿1
リビングに来たのは、仁王親子と弦ちゃん。
せーちゃんにもじゃもじゃ頭の赤也と呼ばれていた人
「柳生は、学校に直接行くみたいだよ」
「そうか。柳生らしい」
「あぁ」
「彩羽」
「心」
「何だ、仁王。彩羽を連れて来たのか」
「あぁ。どうせこっちに来るんじゃったら一緒に来た方が早いナリ」
「そうか」
「お前さんらも来るんじゃろ?」
「連れて行く。マネージャーだしな」
「さよか」
とりあえずいるメンバーだけで朝ごはんを食べ始めた大人たち
自分の飲む、水分をボトルに入れていると
「おっ邪魔しまーす」
そう言って来た
「ブンちゃん!おはよー」
「おう」
ブンちゃんが来れば抱き着くのはいつもの習慣だ
「おいおい、朝から大胆だな。鈴」
「くーちゃん!」
「ジャッカルって呼んでおけって」
「何で―?」
「くーって。飲み物の名前じゃねぇか」
「いいじゃん」