第11章 合宿1
「親父、昨日の言ってたやつ、レギュラー陣には連絡してある」
「そうか。ということは、アイツ(仁王)も見ているな」
「どうしてそう言い切れるんだよ?」
「まぁ、見て居ろ」
ふーん
そんなことを思っているとお母さんも降りてきて
「あら、皆早いのね?今日からだっけ。合宿」
「あぁ。心が1人でいるのも心配だが立海のコーチになってしまったからな」
「仕方がないでしょ?それ言ったら仁王君の所もそうみたいよ?」
「仁王の所も?」
「えぇ」
何で?だってあの2人は来ないでしょ?
「だから、彩羽(いろは)の所にでも行こうと思って」
「そうか。たまにはいいんじゃないか」
「でしょう?」
そんなことを話している両親を横目に朝ごはんを作っていくと、なったチャイムに出てくれたお兄ちゃん
「いらっしゃい」
そう言った声が聞こえたということは
もう来たのだろうか?
「随分と早いな」
「うん」