第10章 プレイスタイル
「これを付けて合宿にも参加してたしな」
「まじだったのか」
「夏の合宿は、2回。7月19日。終業式が終わってから1週間。これが1回目。8月11日から8月26日までを2回目とする」
「マジかよ」
「夏休みの課題も出るだろうが、それもちゃんと片付けるように。合宿に持ってきてもいいが、終わらせられる範囲にしておけ。以上だ」
そう言ったお父さんの言葉に青ざめて行く部員たち
「課題、ねぇ」
「それ以前に、合宿に行ったら夏休みほとんどないじゃん」
「確かに」
しかし、合宿がこんなに長くやるとは思いもしなかった
「今日の練習方法は、いつものコートの周りをそれを付けたまま10周してもらい、スクワットと腹筋を1セット。
そこから仁王、柳。お前たちにはシングルスでの練習を。井上と櫻井、吉良と浦山でダブルスを組んでもらう。桑野は」
「俺がみてやる」
「助かるよ。蓮二」
「じゃあ、ダブルスは俺達に任せろぃ」
そう言ったブンちゃんは、まーくんの腕を掴んでせーちゃんにそう言っていた
「ふふ。さすがだね、丸井」
「当然だろぃ」