第8章 旧立海大同士の対決
「いや。そんなことないじゃろ。よく、お前さんにも負けていたからのぉ。やぎゅー」
「そうでしたか?」
「まぁ、本来の試合の姿がみられただろう?
丸井に関しても、仁王もブランクがあるにしてもあそこまで動けるとはな」
「何言ってるんじゃ。打ち合うたびに呼び出すのがここにおるじゃろ」
「ふふ。いいじゃないか。こんなことたまにしかないんだから」
そう言ったせーちゃん
「さて、この2人の試合が終わったことだし、今日は解散しようか」
「はい」
そう言った部員たち。
「では、最後に。精市が言った通り、スクワットだけは練習が休みの間でもやっておくように」
「はい」
そう言って解散になったテニス部
「お父さんたちの時も、こんな遅くまでやってたの?」
「ん?あぁそうだ。もっと暗くなるまでやっていた奴もいたな」
そんなに遅くまでやっていたんだ
「今はそうでもないが、今日も午前中は真田あたりを捕まえていたのだろう」
「弦ちゃん?」
何で?
「アイツが立海の猛者だからな」
立海の、猛者・・・かぁ
「だが、その猛者もお前たちにはそう感じないかもしれんな」
「へ?」
「仁王の娘にもだが」
そうなの?