第9章 テスト
家に帰って着替えると、すでに夕飯の用意が出来ていて
「流石だね?お母さん」
「そんなこと言っても他に何も出ないわよ」
そんなこと言ったって
おかずだって、ちゃんと計算しつくされた量を作っている
席に着いたあたしたちを見て、食べ始めた両親とあたし達。
「所で」
「ん?」
「勉強の方は」
「大丈夫だよ。これでも、学年トップだし。
今回もキープするつもりで行くから」
「そうか」
食べ終われば、部屋に戻って実夢と一緒に勉強をするためにノートと教科書を開く
「これって、こうだよね」
「うん。だけど、この方法もある」
「あぁー。なるほど。その方が簡単なのか」
「そういうこと」
「確か、テストの初日って」
「そ。あたしの苦手教科ばっかり」
「だよね?」