第7章 監督とコーチ
スクワットに腹筋を追えたらしい彼らは
せーちゃんの
「5分休憩!」
の言葉にヘタヘタとコートに座り込んだ
「マジでキッツイ」
はぁはぁと息を切らしている先輩達
「鈴。ドリンク」
「はい」
ケースに入れておいたドリンクホルターには
ドリンクを入れておいた
「うわ。マジで助かる」
「うま」
「スポーツドリンクってこんなうまかったっけ」
「お前たちがそれだけの体力の消耗と
体内の塩分を出しているということだ」
「それと、今のスクワットはテスト期間中は家で必ず行うこと」
「家でも!?」
「当然だろう?この2人は腹筋もちゃんとしているよ」
そう言ったせーちゃんはあたしと実夢の方を見ている
「マジかよ?」
「それであの細さ!?」
「当然、赤点も許さないからな」
「赤点・・・?」
「随分と懐かしい言い方をするね。蓮二」
「当然だろう?
仁王あたりが恐らく泣きついてくるぞ」
「それは一体」