第6章 机の落書き
「そう?多分取りに来ると思うよ。」
「は?」
どう言うこと?
そう言いたそうな仁王姉妹
「放課後、楽しみにしとけって言うのはそう言うこと」
「うわ」
「あっちにいた時はそうでもなかったのにね?」
「そう言えば、中学ってどこに行って」
「「氷帝」」
「嘘。東京のマンモス校じゃん」
「そ。超マンモス校だし、スポーツ強豪校としても有名なあの氷帝」
「それなのに、外部入学してきたんだ?」
「あぁ。それはね?
氷帝のテニス部に声をかけられたお父さんが嫌がって
神奈川に戻って来ただけの話だし」
「へ?」
「お父さんはね、小さい頃東京にいたんだよ。
しかも氷帝に近い場所に住んでいてね。そこら辺に
家を借りてたんだけどね。だけど、今の氷帝の監督がねぇ」
「ねー」
「どういう・・・」