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夢の続き

第6章 机の落書き




翌日、普通に登校したあたし達。

あたしと実夢の机には"ビッチ"の文字が

「・・・」
「誰?」

「何がぁ?」

「これをやったの」

そう言った瞬間、黙りこくったクラス全員。
男子も女子も黙るということは、共犯か

「はぁ・・・」

「鈴?」

「ほんとくだらない。こんなことする余裕があるなら
授業の予習ぐらいできるんじゃない」

さて、スマホ。スマホっと
カシャと撮った後に、ヤバいと思ったのか青ざめて行くクラスメイト

「鈴。もう、いいよ。
"魔王様"が降臨するには十分な証拠でしょ。これ」

「だろうね
ここに来るまで赤也君と打ち合ってるみたいだし。
お父さんから連絡でも行くんじゃない?」

「うわっこわー」

「あたしも。お父さんが本気で怒ったらどうなるんだろうね」

「確かに。見たことないかも。でも静かに起こりそうじゃない?」

「ふふ。それは在りうるかも。そしたら、魔王様よりも怖いものがみられそう」

「だねぇ」

あたし達の会話なんて、分かっていない人たちがほとんどだろう。
しかし、平気な顔をしているのは仁王姉妹だ。

「バカみたい。こんなことすればこうなることくらい分かることじゃろうに」

「!?」

「くるみ」

「なんじゃ」

「口調。お父さんと同じだよ」

「あ・・・」
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