• テキストサイズ

夢の続き

第5章 マネージャー



「今の立海の部長が、仁王の息子だよ。
それと、鈴たちの同級生に2人の娘がいる」

「まじっすか!?」

「あぁ。本当だ」

へぇとか言いながら話しているけど、この人良く分からないというのがあたしの感想だ

「実夢。道具を一度片してきなさい。食事にしましょ」

「うん」

テーブルに、フライの盛り合わせを置くと
目を輝かせたモジャモジャ頭の人

「しっかし、柳先輩にもあまり似てないっすよね」

そう言った目線の先にはあたしがいて

「鈴はどちらかと言えば、心に似たんだろう。
実夢の方が俺に似ている」

「でも、2人共頭の良さは、蓮二に似ているの」

「へぇ・・・じゃあ、赤点なんて取らねぇんだろうな」

「取るわけがないだろう?赤也じゃないんだから」

そう言った瞬間笑いが出たのに驚きを隠せない

「そうね。鈴たちは、覚えていないのかもしれないわね」

「「え?」」

「赤也はね、あたしが貴方たちを産んだその日に見に来てくれたのよ?
その後もかなりの頻度で見に来てくれてたけどね。丁度4歳くらいになったころから赤也もテニスで忙しくなって、中々帰ってこれなかったりもしたけどね」

「そうだったんだ?」

確かに、あの写真の赤也と言われてた人に似ているかもしれない

「マジで、俺の事覚えてねーのかよ」

「全く」

「記憶にないので」

/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp