第5章 マネージャー
「あ、でも、その前にテスト期間が来ますもんね」
「それは大丈夫だろう。赤也ではないからな」
「どういう意味っすか」
「この俺の娘だ。赤点など取るはずがないだろう?
外部入試でも、トップで入ったこの2人ならば平気だろう」
「は?外部入試だったんっすか」
「あぁ。侑吾は立海の男子テニス部の部員だしな。
テニスが上手くなりたければ、もっと、練習をすればいいものを」
確かに、立海はスポーツは強豪校だ。
「でも、いいんじゃないっすか?」
「へぇ」
「だが、実力主義の立海だったら?
侑吾でも、レギュラーを狙えるだろう」
「なるほど」
唐揚げを揚げながら、3人の会話を聞いてるのも楽しい。
けど、中に入る事は出来ないだろう
「そう言えば、仁王先輩の子供も立海にいるって聞いたんっすけど」
「あぁ。今の立海大のテニス部部長だ」
「は?」