第3章 過去の部員
そう言った瞬間
せーちゃんが
「仁王。子供たち呼び出してもいいよ」
「あぁ」
「あたしは会いたくないなぁ」
「何言ってんだよぃ」
「ブンちゃん?」
「俺達がマネージャーなんてやらせる分けねぇだろぃ」
まぁ、そういうの分かってたけどね?
仁王君が、電話で呼び出した後
「すぐにここに来るそうナリ」
「ねぇ、本当に会わなくちゃダメ?」
「ダメ」
ケチィ
「さっさと着替えて来い。鈴」
「はぁい」
部屋に戻って、部屋着だけどそれでもいつもよりは可愛い服で下に降りると
丁度チャイムが鳴って
玄関近くにいる自分を恨めしくも思ってしまった
「はー・・・」
「え?」
パタンと閉めた後
再び開けると、
「何でいるんですか。先輩たちが」
「親父にここに来るように言われたんだよ」
お邪魔します。そう言って入ってきた先輩