第3章 過去の部員
実夢と一緒に家に帰ると
大勢の男女の靴が揃えておいてあり
「あ、」
「よぅ、おかえりぃ」
「ブンちゃん!」
家の中に漂っていた甘いにおいがするときは
大体、ブンちゃん・・・
お父さんたちの時の丸井ブン太がいるのだ
「相変わらずだね」
「せーちゃんたちも!
ただいま!」
「実夢は」
「着替えに行ってるよ」
「そっか。しっかし、懐かしいな。
立海の制服はよ」
「そうか?俺は見飽きたぜよ」
「どういう」
「鈴と実夢。仁王の娘2人共。同級生らしくてな」
「そう言うことかよぃ」
「あ、そうだ」
「ん?」
「今日、先輩に学生証取られた」
「「は?」」