第12章 元カレと氷帝学園
「まぁ、今日の練習はここまでにしよう。各自自由にしていいよ
。練習したければ俺達に声をかけてもいい」
そう言ったせーちゃんの言葉にはいと答えた部員たち。
「鈴。課題、終わらせちゃおっか」
「うん」
中に戻るとリビングで一緒に宿題を始める
「また、随分と難しいものを持ってきているな」
「お父さん!?」
「まぁ、蓮二の娘だ。出来ないことはないだろう」
「だろうがな。聞いてくることもあるからな」
「へぇ。意外。侑吾に聞いたりしてるのかと思ってたよ」
「アイツに聞くときには自分たちがお互いに嫌いな教科だったりする時だ」
「へぇ。嫌いな科目なんてあるんだ。やっぱり」
「あぁ。古典に科学と世界史が苦手みたいだな」
「お互いに?」
「あぁ」
「古典と世界史なら蓮二得意な分野じゃないか」
「まぁ、聞いてくれば教えることが出来るがな」