第12章 元カレと氷帝学園

一緒に課題を済ませていると

「流石は参謀の娘なだけあって容量がいいのぉ」

「ほんとだろぃ」

！？

さっきまで外にいたはずの、まーくんと

「ブンちゃん！」の姿。

「ふふ」

「それでも、丸井には相変わらずべったりみたいだね」

「あぁ。昔から見て居る光景だがさすがになぁ。
年頃の娘が、自分と同じ年の男に抱き着いているのを見るのもな」

「まぁまぁ。それはそれでいいじゃないか」

「蓮二～」

「何だ」

「鈴って、テニスは？」

「無理だろ。運動自体、平均並みなんだ」

「平均並み？あの立海で？」

「あぁ」

「「お父さん」」

「何だ」

何だ。じゃないでしょう？

「何で、立海での体育の平均が分かるの。しかもあたしたちの」

「分かるに決まっているだろう。文武両道のあの立海で
運動部に所属させなかったんだからな。それに氷帝にいたとしても、運動部は反対している」

そう言えば

「何で、運動部は反対なわけ」

「確かに」