第1章 〜片想い〜
私「…何で…」
誠「…あれだ!仕返しもかねてだな、せっかくだから思い出が欲しいとか何とか…」
私「…」
キス…そんな…あいまいな…
誠「…わりぃ…確かに急だったかも知れねぇけど、今言った事は嘘じゃねぇ!」
私「え…」
誠「俺はお前があいつを好きでもお前が好きだ…だから今だけでもお前は俺のって思える物が欲しかった…わりぃ…」
灰崎君はなんでこんなにも私を想ってくれるんだろう…灰崎君みたいな人を好きになれたらどんなに幸せだろう…
私「…私…」
誠「…返事は今じゃなくていい…無理して欲しい訳じゃねぇ…」
私はただただその場で頷く事しか出来なかった…
そして2人での帰り道…