• テキストサイズ

【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】

第12章 受け継ぐもの


 


side.三ツ谷隆





「どうだろうな?明日の集会で分かんじゃね?」

「そうっスね」





はぁっ…

また辛気臭ぇ空気になっちまったじゃん。


ちらっと名前を見る。





「なあ?こういう時、名前ならどうする?」

「ん?何の話?」

「だからさ、ってお前に話してなかったな」





俺は事のあらましを名前に話した。





「そんなの、ぶん殴って無理にでも連れ帰ってくればいいんじゃない?」

「ははっ。お前ならそうするだろうな」

「めっちゃシンプルじゃん」

「うーん…」





そう単純じゃねぇから、こんがらがってんだけどな。





「隆がそうしたいならなら、私がその場地とかいう男。連れ帰ってくるけど?」





そんな物騒なこと言いながら。

可愛くコテンと首傾げるなよ。





「言ったでしょ?力は大切な人を守るために使うって。隆の大切な人を守るためなら、私は実力行使するけど」

「うん。そうだな。明日の集会でマイキーに言ってみっか」

「三ツ谷くん…」

「案外、マイキーも同じ考えかもよ?」





だな。

多分、名前の言う通りだと思うよ。


 
/ 177ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp