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【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】

第10章 マイキーという男


 


「お、当たった」

「ああ。こんな感じだったな」





お兄さんは、目をキラキラさせる。





「お前、すげぇな!」

「え…何が?」





普通に腕でガードしてたじゃん。





「ちょーカッコイイじゃん!」

「三ツ谷。すげぇ女捕まえたな」

「あー。うん。捕まった…」





道場の入り口を見て、終わったと思った。





「名前っ!お前っ!バカ野郎っ!一昨日ぶっ倒れたばっかじゃねぇか!」

「…ごめん…なさい…」





早速、隆に怒られる。





「お兄さん。これでいい?」

「うーん。あとは俺のことマイキーって呼んでよ」

「うん。分かった」





コクリと頷くと、頭の上から溜息が聞こえた。



やっぱり怒ってるよね?



俯くと、隆にぎゅっとされる。





「俺、寿命縮まったんだぞ?反省してんのか?」

「ううん。してない」

「ぶはっ!」





正直に答えるとマイキーが笑った。





「三ツ谷!お前の女最高!あははっ!」

「指さすんじゃねぇよ!」





だって本当に反省してないんだもん。


嘘ついたって、どうせバレるし。


 
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