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【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】

第3章 抗争


 


「うわっ!ちょー美人じゃん!ねえねえ?一発ヤらせてよ!その後は皆で回しちゃおうかなー?」

「エマ!先に行っててっ!」





ニヤニヤと私を見る男に虫唾が走る。





「気色悪いんだよっ!」





男を渾身の蹴りを食らわせて地面にねじ伏せた。


そして直ぐにエマの後を追う。



どっちに行った?



走り回ってエマやドラケンを探す。


すると「ぐがあああああっ!」と夥しい悲鳴が聞こえた。



嫌な予感がする。

急いで駆け寄ると、タケミっちが男を羽交い絞めにしていた。


タケミっちの手からは血が滴り落ちている。


根性で相手をねじ伏せたタケミっち。


へぇ…やるじゃん。






「はぁっ…はぁっ…やっと追い付いた。まだ残党いたんだね?」





私も漸く追いついた。





「ヒナ…エマちゃん連れて逃げて」

「タケミチくん…」

「俺らだけなら、何とかなるから」




………ん?


私は?

残れってことかな?


私はまだ体力あるし、無傷だけど。



エマとヒナちゃん?の2人がこの場から去った。



下品な笑い方でにじりよって来る男達。

ドラケンは重症だけど、見た感じタケミっちも手を刺されてる。




「タケミっち。ドラケン守ってて」

「えっ?でも…」





斬りかかってくる男のナイフをラウンド蹴りで飛ばして。

そのまま回転して、フック蹴りで倒す。



弱っ…

この程度の男5、6人なら大丈夫か。



男達の急所を狙って蹴り技を繰り広げた。


呆気なく事が済むと同時に、サイレンの音が響いてくる。


 
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