【東京リベ】Break down【三ツ谷隆】【ドラケン】
第3章 抗争
side.三ツ谷隆
名前がエンジンを止めると、タケミっちを見つけた。
「タケミっち!」
「三ツ谷くん!」
「あれ?お前1人?ドラケンは!?」
「やばいんスよ!三ツ谷くん!ドラケンくんが襲われる!」
「ああ。分かってる」
「えっ?知ってたんスか?」
「お前こそ」
何で知ってんだよ。
まさかもう始まってんのか?
「キヨマサ君に」
「ぺーやんだろ」
声が被る。
「は?」
「えっ?」
どういう事だよ?
ドラケンは愛美愛主とペーやんの的だろ?
「マイキーは捕まったパーちんを金で助けようとした。でもドラケンは反対した。お前、うちの隊長クラスでも止めらんねぇ2人の喧嘩。どうやって止めたんだ?」
「えっと…その…」
「ありがとな。お前が止めてくんなかったら…東卍、やばかったかもな」
「俺は何もしてないっス」
内部分裂しなかったのは、お前のお陰だよ。
「謙虚なヤツだな」
「それに結局はこんな事に…」
肩を落とすタケミっち。
「あ、ちょっと待って。名前。送ってくれてありがとな」
「ううん。それより友達は?」
つい話し込んじまった。