第2章 forever love 〜カリム編〜
クロウリー「魔法が使えないものに黒い馬車の迎えが…?」
???「お前、魔法が使えねぇのにココに来ちまったのか?」
『あ、あ、た、多分…』
???「ん?なんでそんな緊張してんだよ?」
『や、緊張なんて、そんな…』
緊張するのも無理はない。なぜならリリカはカリム推しなのだから。
クロウリー「私が学園長になってから100年…こんなことありませんでしたからどう対応して良いものか…」
カリム「別に魔法が使えなくても、スカラビアに選ばれたなら、学園にいてもいいんじゃないか?」
クロウリー「そうですね…いや、でも…ブツブツ」
カリム「俺はいてもいいと思うぞ!なんなら大歓迎だ!魔法が使えなくても、選ばれたならウチの寮生だからな!」
クロウリー「そうですね…では、条件付きで、学園にいることを許可します!」
『はっ???』
カリム「良かったな!」
『いや、あのー…』
クロウリー「なんですか?何か問題でも?」
『問題だらけですよ!』
クロウリー「ほう…ではどんな問題が?」
『ここって男子校ですよね?』
クロウリー「ええ、まぁ…ってまさか!」
『そのまさかですよ、自分、女なんですけど』