第2章 forever love 〜カリム編〜
リリカside
ジャミル「遅かったじゃないか、カリム。」
カリム「すまんすまん!色々あってさ!」
ジャミル「…はぁ、お前はいつも俺の手を手こずらせる、どうにかならないのか?」
カリム「ごめんって!」
ジャミル「まぁいい、遅れた理由はだいたい見当がついてる。キミ、噂の魔法が使えないという者だろう?」
『あ、えっと…はい!』
ジャミル「うちの寮生から話は聞いている。闇の鏡にスカラビアだと告げられたらしいじゃないか?」
『ええ、まぁ…。』
ジャミル「スカラビアだと告げられたなら、魔法が使えないなんてうちの寮にいてはいけない理由にはならないだろう?」
『あ、ありがとうございます!』
ジャミル「…まぁ学園長先生が許可したから、追い出す訳にはいかないというのもあるが…」
カリム「ありがとうジャミル!ジャミルなら許してくれるって信じてたぜ!」
カリム「良かったな、リリカ!」
『はい!』
ジャミル「…」