第33章 泣き虫鳴柱は長男に甘えたい✳︎炭治郎
そんな出来事があった後も、すずねは俺のことを"炭兄"と呼び、俺は"すずね"と呼び合った(善逸にすずねが鳴柱だと伝えたら叫ぶことも忘れ驚いていた)。
でも
「あんた…炭兄に…何してるわけ?」
複数の鬼の奇襲攻撃で怪我を負わされ、ピンチを迎えていた俺を助けに来てくれたすずねの物凄い強さに
"…あんなに強いなんて!なさけなすぎてもうすずねなんて呼べない!"
と、つい口走ってしまった俺に
"…やだぁ!炭兄…そんなこと言わないで!"
俺より7歳年上の鳴柱、"泣き虫鳴柱のすずね"は、その通り名の通り大泣きしながら俺に抱きすがって来たのだった。
-完-