第24章 私の全て、余す事なくもらってください✳︎不死川さん※裏表現有
そんな私の様子を満足気に見下ろしながら実弥さんは
「…いい声でたじゃねェか」
そう言って私の汗ばんだ額を優しく撫でた。そして
ちゅっ
露わになった私の額に優しい口づけを一度落とす。その後、私の目をじっと覗き込み
「…準備は…良いなァ?」
そう尋ねてきた。
実弥さんの手によってドロドロに溶かされた私の身体も、心も、
「…はい…来て…ください…」
実弥さんの全てを受け入れたいと騒ぎ、準備なんてとっくの昔にできていた。
ビショビショですっかり使い物にならなくなった下着を脱がされ、もうほとんど脱げた状態だった浴衣も完全に脱がされ、布団の横に半ば投げるように放られた。その後実弥さんも自分の浴衣に手をかけ、腰紐を解き、浴衣を脱ぎ、私のそれと重なるようにそれを放った。浴衣を脱ぎ去り、褌もあっという間に取り去った実弥さんのそそり立ったソコが目に入り、私の視線が思わずソコに奪われる。
……あれが…私の中に…。
「…ジロジロみてんなよォ…助平がァ」
「…す、助平じゃないです!そんなことありません」
「おうおうそうかよォ」
「お…男の人のそんなの…初めて…見るから…思わずですねぇ…」
恥ずかしさで視線を右往左往させる私に
「…だけどお前……まァ、んな過去のことなんざどうでもいい。今は…俺のことだけ考えてなァ」
実弥さんはまるで幼な子に言い聞かせるような優しい口調でそう言った。
「……はい…」
その優しい声色に、なぜか目頭がじんと熱くなった。
「…じゃあ…いくぜェ?力、抜いとけよォ?」
そう言って実弥さんは、私の身体から一旦離れていき、私の入り口に実弥さんの熱くかたくなったソレを
クチュリクチュリ
音を立てながらなすりつけ
ズズズっ
「…んあぁっ…」
「…っ…」
ゆっくりと私の中に実弥さんが押し入ってきた。
…っやだ…入ってくるだけなのに…すごく…気持ち良くて…ゾワゾワが止まらない…!
長年誰も受け入れてこなかった私のソコは、痛みを感じたっておかしくはない筈なのに、実弥さんがゆっくりと侵入してくるだけで気持ちが良くて仕方がなかった。
それはきっと、自分が愛してやまない相手、実弥さんが相手だからこそ感じる特別なものに違いない。