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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第18章 dear my scarlet【コラボ作品】【暖和】


「すずね」

「…はい」

「君がそばにいてくれて…俺はとても幸せだ。これからも、こうしてずっと、俺のそばにいてくれるだろうか?」

杏寿郎さんが私の目を優しく見つめ、私にそう問いかける。


「…そんなこと、聞かれるまでもありません。何があってもずっと、ずーっと…杏寿郎さんのそばにいますよ」


そう言って、その目をじっと見つめ返す。私は自ら杏寿郎さんの首に両腕を回し、ぐっとその愛おしい顔を引き寄せる。すると杏寿郎さんもそうしようとしてくれていたのか、それはいとも簡単に私の顔へと接近し、


ちぅっ


杏寿郎さんと私の唇が重なった。


しばらくその心地いい感触を味わい、静かに杏寿郎さんの顔が離れて行く。そして、





「愛してる」「愛しています」





2人の声が見事に重なり、なんだかくすぐったい気持ちになった杏寿郎さんと私は、クスクスと笑い合うのだった。



















もしもあなたの心の炎が消えそうになれば
私が薪を焚べるから。
もしも疲れて休みたい時は
私が代わりに炎を燃やすから。
いつでもそばにいるよ。
どんな時でも支えるよ。
どうか1人で頑張らないで。
私がいつまでもずっと
あなたの隣で共に戦う。











だからどうか
私の前では
他の何でもない
"ただの20歳の男性・煉獄杏寿郎"
でいて欲しい。














親愛なる私の緋色へ。















✳︎ I'm scarletコラボ-完-✳︎


♡Special thanks to 栗鼠侍様♡
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