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タイムカプセルの一ヶ月【リヴァイ/進撃の巨人/現パロ】

第3章 3


店に入って注文をするなり最近の私なりのビッグニュースを伝えた。

「ねえ、この前私リヴァイと飲んだ!」
「えっ?リヴァイ?
いやーまた懐かしい名前が出てきたもんだねー」
「でしょ!私も偶然会った時はびっくりしたよ」
「どこで会ったの?」
「仕事の帰りの電車。今まで気づかなかったけど同じ電車使ってたみたい」
「へぇー。リヴァイは相変わらず?」
「うん、相変わらず眉間にシワ寄ってた」
「ハハハ、アイツらしいや」

一緒に何かを懐かしむというのはいいものだ。
私はリヴァイとの会話の内容や、気になっている居酒屋に一緒に入ってもらったことなどをハンジに話した。

「それでリヴァイに居酒屋で飲み食いしたやつ全部奢ったってわけ?」
「いや、結局お会計6,000円くらいだったんだけどね、リヴァイが無理やり奢ってくれた」
「当たり前だよー!マリア商事なんて高給取りがそこでホイホイ奢られてたら、男が廃るね!」
「そうかな?無理を聞いてもらったのは私の方なのに…。
なんか男性に奢られるなんて久しぶりでさー不覚にもときめいちゃったなあ」

頬杖をついてうっとりする仕草をすれば、ハンジがクスッと笑った。

「なに?」
「いやーあかねってさ、昔リヴァイのこと好きだったよねえ、って思ってさ」
「やだ、よく覚えてるね」
「そりゃあそうさ。あれだけ毎日リヴァイ、リヴァイって言ってたあかねだもの」
「私そんなにリヴァイのこと煩く言ってた?」
「言ってた」

断言される。
そうだっけ?
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