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私と詐欺師

第6章 6



「ねぇ、雅治はこれからどうすんの」

立海に今から行くわけがない。
ましてや休んだと言ったくらいだ

RRRRRR
私のスマホには
幸村君の文字

「雅治。ご愁傷様」

「何でナリ」

「魔王様からの電話だよ」

「うげっ」

「なぁ、その魔王様って誰?」

「幸村君だよ。普段は優しいし
そんな感じには見えないけど
怒らせると怖いからね?」

はぁ・・・
とため息が出た後

「雅治。離れてなよ?
アンタの声がした瞬間、連れ戻しに誰かが来るからね」

「分かったナリ」

離れたのを確認して電話に出る

「やぁ。遅かったね?電話に出るの」

「仕方がないでしょう?
今、テニス部の朝練終わったんだから」

「なるほど。それは仕方がない」

「で?何か用なの?幸村君」

「あぁ。そうだった
仁王はそっちに来てるかな?」

はぁ・・・
やっぱり、魔王様降臨してるわ

「いや。見てない。しかも
昨日の今日で何で青学に来るのよ」

「それは、ねぇ
日暮がいるからだろう」

「ふーん」
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