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私と詐欺師

第3章 3



練習に戻っていった仁王君と鈴を見送って

仁王君ご所望の焼肉風の炒め物を作っていく

勿論、ご飯も炊いて、みそ汁も作る。
意外と冷やしたみそ汁もこのメンバーには人気なのだ

出来上がっても、どうせ時間は余るし
その間に、柳君に渡すメモをノートに書き写していく

「あー。腹減ったー」

そう言って来たのは丸井君だ

「もう、皆来そう?」

「あぁ。もう、来るだろぃ」

そう言われて、ワンプレートにいろいろと
乗せていく。
小さい小鉢には、フルーツもちゃんと載せていく

「すげー」

「流石だね。美味しそうだ」

「どうぞ」

「じゃが、ちと野菜が多すぎやしないかのぉ・・・」

「野菜も食べなくちゃダメだよ?」

「いーやーじゃー」

おいおい
めんどくせぇな
そう思っているに違いない。レギュラー陣達

「なら、お肉も没収ね?
誰か、食べる人ー」

「お、俺が貰ってやるよぃ」

そう言った瞬間、ムスっとした仁王君は
無言で野菜を食べ始めた

「流石、仁王の扱い上手いよな。日暮」

「そりゃ、一応は幼馴染だもん」
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