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私と詐欺師
第2章 2
窓側にいる仁王君は
こちらからでも良く見える
「2時間の授業とも
ずっとこのメンバーでいるのに
あそこから威嚇するように見ている」
威嚇・・・?
「そんな風には見えないけど」
「あれは確実に敵視していますね」
??
「日暮」
「んー?」
「では、今日の放課後試してみるか?」
試す?
「言っただろう?タイプはあくまでも
タイプであって好きになるのには
何の問題もない」
「だから」
それが何を
「試すの?と言いたいのだろう。
ほぼ確定に近いが、放課後まで待て」
放課後なんてすぐだもん
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