第16章 16
「しかし、合宿が終わったら、そのまま
神奈川(こちら)にいるのでしょう?」
「他に何があるの。これ以上、遅れるわけに行かないでしょう」
「確かに。赤点は切原君だけで十分でしょう」
ふふ。赤也の名前を1日何回聞くかしら
「そうだね。赤也は元気だといいけどなぁ」
「どうでしょうね」
コイツ、分かってて言ってやがるのか
「で?雅治の用事は」
「あぁ。来週の食事を」
「何だ、聞いてないの?幸村君から」
「はい?」
「来週は、そっちには行かないよ?」
「そうでしたか。では、仁王君には伝えておきましょう」
「そうしてくれる」
「分かりました。では、合宿で」
「リョウカイ」
ぴっと切った電話。
「今の会話で、あなた達に何か分かった?」
びくっとした教師に対して
「そんなに驚くなら、最初からしなければいいのに。とお前は言う」
「は!?」
笑いをこらえ切れていない幸村君。
「何で・・・!?」