第15章 15
魚もちゃんとに食べた雅紀君は、ご飯とお味噌汁もしっかりと食べきってからテレビを見始めた
「全く」
みそ汁をあまり飲んでいない雅治を見ると
嫌そうな顔をしていて
「頑張ってね?」
「ほんと、俺の嫌いなもん一気に入れてくるときは入れてくるぜよ」
「そりゃあねぇ。でも、ちびちび出されるのとどっちがいい?」
「どっちも嫌なり」
「あ、そう」
食べ終わったらしい雅治もあたしも
食器を片してから
「雅紀、宿題は終わってるんか」
「あ゙」
こりゃ、終わってないパターンだね
「こりゃ、帰ってから宿題パターンじゃ」
「明日持ってくればいいのに」
明日は、勉強会だ。今日の分もやらなくてはいけない
「そうじゃのぉ」