• テキストサイズ

私と詐欺師

第14章 14



丸井君のサーブで始まったシングルス

青学が驚いているのは、サーブ&ボレーヤーである
丸井君が、一瞬のうちにネット際についてしまったからだ
しかも、丸井君の得意のネット際のプレーは
綱渡りと言い鉄柱あてと言い
見事に奇麗に入れていくから驚きだ

「なっ」

「丸井君、スピード上がってるね」

「あぁ」

しかし、そこで終わらないのもまた、青学で

「ちっ」

取られてしまったワンゲーム

1-1になってしまった

「取ったぞ?」

しょうがないと言ったような雰囲気で
ドサドサと、コートに置いた丸井君

「今の音は」

「なるほど。雅治と同じだけのパワーリスト、着けてるわけね」

「プリ」

「俺を本気にさせたこと、後悔すんなよ?」

パワーリストが何もついていない状態の丸井君の
スピードはけた違いに上がっていて

それにすら追いつけていない佐伯君
誰に喧嘩を売ったのかまだ分かっていないようだ

「恐ろしいのぉ。立海の"天才ボレーヤー"は」

/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp