第11章 11
案の定、休みの間の課題は全て
放課後までに終わらせることが出来た
「早いな」
「いいえ。それと立海への手続きですが」
「あぁ。聞いている
今学期限りで立海へ戻るんだったな」
「はい」
「不二も」
「恐らく、彼には無理でしょう」
「どうしてそれが言い切れる」
「分かりませんか?
この課題の山を青学は1週間やった結果。
私はそれを半日で終わらせている。
既に終わらせている場所を青学で再度やるのは
復習としか言いようがないのです。
不二君は、おそらく立海の勉強ペースには
追いつかないでしょう。すでに
教科書の半分を終わらせている立海には」
「そんなに進んでいるというのか」
「はい」
「では、失礼します」
「あぁ。日暮。明日から
中間テストだが」
「出ますよ?出なければ
戻るときに、響きますので」
「そうか」
どうせ、簡単なテストなんだろうけど